食欲不振

上記の内容でお困りではありませんか?
こちらのページでは、
・食欲不振と似ている症状
・食欲不振の発生要因
・食欲不振が起きる原因となる胃腸の病気
・検査方法と治療方法
についてご説明いたします。

  • 食欲不振の発生要因
  • 大きく分けて3つの要因があります。
生理的要因(全体の10%程度)

生活の乱れやストレス・妊娠・二日酔い等がここに分類されます。生活の乱れというのは、不規則な起床時間や就寝時間、運動不足などのことを差します。

例えば、ご自身として行える対策としては、最寄り駅ではなく一つ前の駅で降りて歩いて移動する・暴飲暴食は避ける・必要な睡眠時間を確保する、カフェイン・アルコール・喫煙を控えめにするなどがあります。

食事環境要因(全体の5%)

塩・脂・香辛料を控えめにして、薄味であっさりとしたものをよく噛んで食べるようにしましょう。歯科の問題でしっかり噛まずに飲み込むことも、しつこい胃の症状の原因にな りえるので、定期的に歯科受診をすることもお勧めします。

病気要因

ここからは、医療機関への相談・治療が必須な要因です。まず2種類の病気に分けることができます。「胃腸の病気」「胃腸以外の部位の病気」の2つです。「胃腸の病気」については、後述します。

ここで忘れてはならないことが、「胃腸の病気」だけが食欲不振を引き起こす訳ではないということです。考えられる病気の可能性は、多岐に渡ります。例えば、脳・呼吸器・う つ病・ホルモン・腎臓・服用しているサプリメントの副作用など。胃腸以外の部位の病気 でも引き起こされてしまう症状なため、「食欲不振」の発生原因を特定するために、様々な検査が必要となる場合もあります。

  • 食欲不振の原因となる胃腸の病気
  • 症状を引き起こしてしまういくつかの状況・原因があります。大きく分けると下記5つです。

1「食べ物が通過ができない・通過しにくい」場合

  • 食道がんや胃がん・大腸がんが進行すると胃の働きが低下して食物が通りにくくなります。また、すい臓がんや胆のうがんで、食欲不振となることもあります。

2「胃や腸の壁に傷がついてしまった」場合

  • 胃潰瘍や十二指腸潰瘍が代表的です。

3「血が溜まってしまう(うっ血)」場合

  • 主に心臓・肺・肝臓の病気によって発生してしまうもので、胃や腸の血液が心臓に戻らなくなってしまう状態のことです。これも食欲不振に繋がります。

4「胃や腸の動きが悪い」場合

  • 便秘や機能性ディスペプシアといった症状や疾患では、「胃の働きが悪くなること」がメインの病態です。

5「甲状腺の病気」の場合

  • ホルモンの分泌が低下しても亢進しても食欲不振が起きます。
  • 検査方法と治療方法
  • 上記のような場合で、生活習慣ではなく、なんらかの病気がトリガーとなって「食欲不振」が発生している場合は、その病気を特定し治療しなければなりません。

    特定の方法としては診察→検査という順番です。
    食欲がなくなってきたと感じた時期や、服用中の薬、摂取した食べ物を診察でうかがった後、状況に応じて必要な検査を行います。

    検査方法は、胃をはじめとした消化管に疾患の有無を確かめるために、内視鏡検査(胃カメラ検査)を実施したり、胃以外の原因が関係しているかを確認するために血液検査を実 施したりします。

    当クリニックでは、胃カメラ検査を行っています。胃カメラ検査は患者様の体への負担が 少なく実施できる検査です。胃カメラの他に胃腸の病気の診断に有効なのは「腹部エコー」「血液検査」です。治療に際して、病気の特定が大変重要になるため、病状に合った適切な方法を選択して検査を実施しております。診察の結果、大腸内視鏡検査(大腸カメラ)が必要になる場合もあります。

    日常生活が原因だった場合、生活リズムを正すところから治療していきます。睡眠や食事、運動のバランス等の内容を改善していくことで治療ができます。過度なストレスを感 じるような生活も回避していくことも対策の一つです。
  • 消化器専門外来を受診しましょう
  • 当院では、消化器専門外来として食欲不振でお悩みの方の診察を積極的に行っています。食欲が減退している原因を診察や内視鏡検査や腹部エコー検査を用いて特定し、患者様一人一人に合わせた治療方法をご提案・実施いたします。繰り返しにはなりますが、「食後早期の膨満感」は、胃腸の病気に直結していますので消化器内科で診てもらいましょう。

    どんな小さな症状でも構いませんのでご遠慮なくご来院ください。24時間ネット予約にも対応しているため、来院は待ち時間がなく便利です。

内視鏡検査のご予約はこちら

土曜午後・日曜・祝日休診日
24時間WEB受付中!