機能性ディスペプシア

機能性ディスペプシアについて

機能性ディスペプシアとは、胃カメラ検査(上部消化管内視鏡検査)をしても異常がないにも関わらず、何らかの腹部症状が慢性的に持続する疾患です。器質的な異常(内視鏡検査などで視覚的に判断できる異常)がなく治療が難しい疾患であるため、消化器専門医による生活習慣の見直しを含めた総合的な治療が必要となります。

  • 機能性ディスペプシアの原因
  • 機能性ディスペプシの原因は現在でははっきりと分かっていませんが、生活習慣の乱れや精神的ストレスが深く関与しているのではないかと考えられています。これらにより、胃酸の過剰分泌や、食べ物が胃に入った時にスムーズに胃が広がらないなどの胃の協調運動障害が起こり、胃痛・腹部膨満感といった症状が現れるとされています。
  • 当院の胃カメラ検査
  • 当院は内視鏡の専門クリニックとして、患者様に良質な内視鏡検査を提供できるよう日々研鑽を積んでおります。気になる症状があり、内視鏡検査を受けることを検討されている方は、ぜひ一度下記詳細をご覧ください。
  • 機能性ディスペプシアの治療
  • 機能性ディスペプシアの治療では、<薬物療法>と<生活習慣の改善>を主に行います。

    <薬物療法>
    胃酸の過剰分泌を抑える「酸分泌抑制薬」や、胃の働きを改善する作用のある「消化管運動改善薬」を主に使用します。これらを使用しても症状が治まらなかった場合には、精神的ストレスを軽減するための薬を使用することもあります。
    <生活習慣の改善>
    機能性ディスペプシアは、精神的ストレスが大きく関与していると考えられている疾患です。そのため、精神的な負荷を極力排除できるような環境を作ることが重要です。また、不規則な生活習慣を改め、胃に優しい食生活(腹八分、薄味、あっさり、よく噛んで。緑茶・コーヒーなどのカフェイン控えめ。アルコール控え目。)、十分な睡眠、適度な運動を心掛けるよう指導していきます。
  • 機能性ディスペプシアでお困りの方は当院へ
  • 機能性ディスペプシアは治療が難しい疾患であるため、何年もその症状に悩まされている方もいらっしゃいます。ご自身では「もともと胃が弱いから」と思っていても、実は機能性ディスペプシアだったということもあります。
    機能性ディスペプシアは、つらい症状で日常生活が損なわないように適切に症状をコントロールすることが重要です。そのためには、消化器専門医による適切な治療が必要となります。
    慢性的な腹部症状でお困りの方は、ぜひ一度当院にてご相談ください。

内視鏡検査のご予約はこちら

土曜午後・日曜・祝日休診日
24時間WEB受付中!